大阪で高気密高断熱住宅ならアティックワークス

家づくりメルマガ無料配信中!!

畳の種類や価格などについてまとめてみた

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

こんにちは。アティックワークスの北川です。

私たち日本人が一番慣れ親しんできた床材、「畳」について種類や価格、原産、メンテナンス性や

良さなどについてまとめてみたいと思います。そして、日本独自の伝統的な床材がさらに

使われる事になればいいなと思います。

 

 

畳とは?

畳は、私たち日本人が一番見慣れ、慣れ親しんだ床材です。

旅館で使われ、寺社仏閣で使われ、スーパー銭湯にも使われ、田舎の家の床ももちろん畳。

そんな感じではないでしょうか?

畳の事を教えていなくても、畳という床材を子供も知っています。

 

畳は、日本独自の伝統的な住宅床材の一つで、主にい草、藁、布などを使い作られています。

日本人は家の中で靴を脱いで暮らします。畳敷きの床は柔らか過ぎず硬すぎ、靴を脱いだ

暮らしに適しています。また、直に座ったり寝そべったりするにもちょうどよく出来ています。

畳敷きは、簡単に居間にも食堂にもなり、布団を敷けば寝室にも変わります。

高温多湿の日本の風土に最も適した床材の一つとして使われています。

また、弾力性、断熱性、保温性にも優れています。

 

 

畳の歴史

畳の古くは、弥生時代にい草で織られた物が見つかっています。

中世には畳の形が整い、敷き方が変化していきます。はじめ畳は、板敷きの上に畳を置いて

使われていました。しかし、畳が敷き詰められるようになります。

12世紀から14世紀ころに畳が徐々に普及していきます。

民家への広がりは江戸時代中期から後期に徐々に畳が普及していきました。

そして、日常的に使われるようになったのは明治から昭和にかけてと考えられています。

 

い草の原産

い草の原産は、国内においてはほとんどが熊本県産で、沖縄、福岡、高知、広島、小松、

佐賀などがあります。

海外は中国産があります。

畳市場のシェアとしては中国産が50%

 

国産が20%

 

化学表が30%という割合です。

(2021年推定)

違いは、写真の見た目では判断が出来なさそうです。

 

シェアの半分は中国産が占め、30%が化学表という天然のい草ではない物が採用され、

残りの20%が国産の天然い草というカタチになっています。

 

実際のパッと見も、国産も中国産も見分けは付きにくいかと思います。

また、国産のい草には、スタンプが押印してあったり、ステッカーが貼ってあったり、

タグがついてあったりしますので、それで見分ける事ができます。

 

化学表は、和紙を用いて作っているので、い草の匂いはしません。また、表面には

樹脂コーティングがされてありますので、よく見ると違いに気づくと思います。

 

 

畳の種類

畳は基本的に「畳表」「畳床」「畳縁」の3つから構成されています。

畳表は、い草を使った織物で、私たちが見る表面の部分です。

畳床は、藁などを縫い固めた厚みのある板状の心材です。

畳縁は、長手方向の側面に被せる細長い布です。

出典:大建工業

 

基本的には上記の3つから構成されていますが、色々な違いの畳があります。

 

サイズ

私たちが一番目にする畳は、長方形だと思います。縦横の比が2対1で出来ていて、

一帖(一畳)と言います。

また、この一帖の半分の畳もよく目にするんではないかと思います。

半畳のもとして有名なものは琉球畳が有名です。

 

畳サイズは、木造建築の基準寸法を元に作られてきました。

京間は1909×955mm。しかし田舎間や中間はまた違う寸法になっています。

 

現在は、またこのサイズと違い、各部屋を採寸し作れています。

なので、どの畳でもきれいにハマるかというと違うという事になります。

 

なので、和室の畳を上げた時、どこにどの畳があったのかわかっていないと元に

戻すときに分からなくなることがあるので注意しましょう。

 

畳床

畳床はい草の下にある台となる板材、心材のことですが、これにも違いがあります。

藁のみを使用する藁床、藁とポリスチレンフォームなどを挟んだサンドイッチ畳床、

藁を一切使わない畳床があります。

 

厚みも基本的には55mmですが、状況に合わせて15mm~60mmの間で作られています。

昔は畳の厚みが厚かったですが、最近は、フローリングサイズと同じ厚みの

15mmという薄畳も増えています。

 

畳縁

畳縁は、長手方向の側面に被せる細長い布です。簡単に分けて畳縁ありと畳縁なしがあります。

最近人気でよく見かける半畳の畳には畳縁はありません。

畳縁は、長手方向の縁を畳に固定する目的でつけられています。

縁には無地縁と柄縁に分けられます。色柄ともに種類がたくさんあります。

壁の仕上げの色や部屋の雰囲気などを考慮して選ぶのがよいかと思います。

 

畳表

畳表は畳の表面で私たちが一番目にする部分です。先ほども記載しましたが、

天然のい草と化学表の二つに分かれます。

天然のい草は国産の物と中国産の物があります。そして、和紙に樹脂コーティングを

加工し作られた化学表です。

 

天然にい草で作られた畳表は、乾燥したい草と麻糸や綿糸のどの緯糸を織り上げ作られています。

 

い草の種類や品質、織目(目数)によって畳表の質が決まります。

織目(目数)が多いほど上等な畳表で、い草と織られる経糸も多いと高級品になります。

い草は、できるだけ長めのものがよく、茎から葉先までが1350mm以上を最上級、

1200mm以上を上級、1100mm以上を中級、970mm以上を下級として考えます。

 

い草と化学表

畳表には天然のい草で作られるパターンと化学表のパターンがあります。

化学表は和紙を元に作られた畳表です。

何も言われなかったら気づかないかもしれません。

和紙なので、い草の香りはしません。また、経年での畳表の変色もありません。

傷や水にも強い特徴があります。

水汚れや傷がつきやすいという和室には適してります。

また、畳表に色が豊富にあり、天然のい草ではないような色が多数存在します。

その他には、カビの発生やダニの繫殖も一般的ない草に比べては少ないようです。

 

天然のい草のよい所は、香りが良い事、触り心地が良い事ではないでしょうか?

い草の香りには、リラックス効果や安眠効果があります。

そして、調湿効果もあり、抗菌効果もあります。

 

この様なことから、天然のい草、化学表は使い勝手によって選ぶのがいいのかもしれません。

 

 

畳のコスト

畳のコストを考えてみたいと思います。

国産と聞くと高いイメージを持つ人も多いのかもしれません。

種類にもよりますが、畳縁無しの化学表で半畳のものが高かったりします。

 

半畳の畳は、一帖の半分だから値段も半分という訳ではありません。

手間等はほとんど変わらないので、一帖に近い値段であったりします。

 

なので、サイズが小さく、畳縁がないからと言って安くはなりません。

 

また、中国産と国産においてももちろん国産の方が高価にはなります。

しかし、一帖で○万円違うかというとそんな事はありません。

場合にもよりますが、数千円の話かと思われます。

 

なので、家中が畳でない限りとんでもないコストアップにはならないと考えられます。

 

また、い草の種類や品質、長さ、織目(目数)によっても価格は違ってきます。

 

では、無垢フローリングと比べるとどうなのか?

もちろん無垢フローリングの種類にもよりますし、施工手間た仕上げのワックスの手間を

考えるとコストはそれほど変わらないと考えられます。

 

 

畳のメンテナンス性

畳にもメンテナンスは必要になります。畳を新調して約4~5年で畳表を

裏返して使う「裏返し」をおこないます。

 

畳表を裏返すとまた、い草が焼ける前に色に戻り再度使う事ができます。

しかし、畳の上に重い物など置いていて、畳表がへっこんでいた場合は、

裏返すので膨らんでしまいます。

 

また、今は少ないのかもしれませんが、たばこで焦げた畳を見たことがあると思います。

あのような焦げは裏返しても残ってしまいます。

 

裏返しをおこなってさらに4~8年で畳表の「表替え」です。

畳表のみ新しくするという方法です。

 

表替えでは、い草から化学表への表替えも可能です。

 

また、その和室の使用頻度によっては、さらに長く使えるかもしれません。

 

畳床も劣化してきますので、畳床が傷んだり、へこんだりした場合は入れ替える事になります。

 

畳は、簡単に動かす事ができます。現在一般的に多いフローリングなどの

床材は動かす事は容易ではありません。

 

このような事から畳はあらゆる事に対応が出来るかと考えられます。

 

例えば、和室が介護が必要になりフローリングにしなければならかなったとしても

簡単にリフォームする事が出来ます。

 

畳は長く繰り替えし使う事が出来、新調も容易に出来ます。そして、リフォームも容易と言えます。

 

また、畳を掃除する時はい草方向に掃除をしましょう。

 

 

畳の良さ

畳の良さは、私たち日本人は慣れ親しんでいる床材だという事。

また、畳には自然と人が集まります。そして、ゴロゴロするのなら板間ではなく畳である。

畳、和室は部屋として今までは作られてきたが、畳コーナーとしても成立しますし、

畳リビングだって可能です。

 

小上がり畳コーナーなどは腰かけたりすることもで出来、自然と人が集まります。

 

ベッドで寝る人もいますが、布団で寝る人にとっても畳が良いと考えます。

 

 

まとめ

私たちが見慣れて来た畳は、日本独自の伝統的な床材で、明治から昭和にかけて

日常的に使われるようになったと考えられています。

 

畳は、どのような部屋においても対応ができ、

そして、高温多湿の日本の風土に最も適しています。

 

畳は、「畳表」「畳床」「畳縁」から構成されています。畳表のい草は、国産、

中国産、化学表の3種類があります。

 

畳床も薄いものから暑いものまであり、また、畳床に種類もあります。

 

畳縁は縁ありと縁なしに分かれ、基本的には縁ありで長手方向の側面に被せるられています。

 

畳は長く繰り返し使う事が出来、新調も容易に出来る床材です。

 

今現在、住宅に畳の部屋が無くなってきていますが、人が集まり、ゴロゴロとできる畳は、

良い床材ではないでしょうか?

 

 

 

その他の床材

リノリウムって何?!」はこちら

無垢フローリングの種類は?!」はこちら

 

 

みなさんに役立つ情報が見られる

メールマガジンを配信しています。

家づくりのメールマガジンを配信しています!

 

↑↑↑こちらからメールアドレスのみの登録で、すぐ完了します。

登録お待ちしております♪

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です