大阪で高気密高断熱住宅ならアティックワークス

家づくりメルマガ無料配信中!!

防蟻に使うホウ酸ってどうなんの?

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

こんにちは。アティックワークスの北川です。

 

現在、木造住宅のお家づくりにおいて使用される防蟻剤には、日本で主流となっている合成殺虫剤や法律の改正によって使われることが増えているホウ酸処理はご存知でしょうか。

食品では1970年から1980年前半にオーガニックブームがはじまり、家庭では無農薬野菜が増えてきましたね。健康や環境に配慮した薬剤フリーは住宅業界のシロアリ対策でも話題になっています。そんなホウ酸についてご紹介します。

 

ホウ酸って何?

ホウ酸は、木材建築の構造材を長期間シロアリや腐朽菌から守ることができる防腐防蟻剤です。

耐久性能を求められる住宅では必要不可欠であり、国内外でホウ酸処理のチカラは認められ、先進国では常識となっています。

『ホウ酸は身近な存在ってほんと?』

ホウ酸のもつ殺菌効果は、古くから目薬や木製楽器の保存にも利用されています。

また、ホウ酸というゴキブリ駆除用「ホウ酸ダンゴ」を思い出す人も多いと思います。シロアリにも効果があります。

『ホウ酸は人間にとって安全なもの』

実はホウ酸は人間にとって塩と同様の微量栄養素で植物を通して摂取しています。また、ワインや温泉にも含まれており、燃えにくくする性質がある難燃材としも幅広く利用されています。

世界では身近に存在し一般的なのですね。

ホウ酸を原料としたある商品は2018年の GOOD DESAIGN賞など4タイトルを受賞しています。形がないものが受賞できたのは、社会的有用性が認められたからです。

ホウ酸が自然素材で持続可能な社会への貢献が評価されました。

 

 

防蟻剤の種類

防蟻剤とは主に木造住宅などをシロアリから守るための薬剤です。

現在、日本の防腐防蟻剤は有機系の薬剤が主流となっています。

 合成殺虫剤

シロアリ対策として一般的に使用されているものが合成殺虫剤です。

合成殺虫剤は簡単に言うと「有機物」や「農薬」でいわゆる化学薬品です。

『薬剤の持続可能効果は最長で5年』

平成14年の建築基準法改正が施行されるまでは、有機リン系殺虫剤のクロルピリホスがシロアリ駆除剤として使用されていました。

平成14年以降は、ピレスロイド系あるいはネオニコチノイド系殺虫剤が代替として使用されています。

余談ですがネオニコチノイドと言えば、たびたびニュースでも取り上げられています。

ネオニコチノイドは農薬としても広く使われており、近年ミツバチの大量死や大量失踪が社会問題になっています。ミツバチがいなくなると、当然蜂蜜は入手できなくなります。

それだけではなく世界の農作物の1/3が失われる恐れがあります。

 

話は戻りますが、現在、木造建築で防腐防蟻(シロアリ)剤で使用が認められているのは、アスレン(合成ピロスロイド)・イミダクロプリド(ネオニチコノイド)・シプロコナゾール(トリアゾール)等がありますが、いずれも効果は短く、平成13年の日本シロアリ対策協会発表では「薬剤の持続効果は5年」「5年を目途に再処理を行う」などの趣旨です。

新築の木造住宅を建築してから5年後には、再処理をしないといけないということです。

また、化学物質過敏症・シックハウス症候群の原因にもなります。

殺虫成分が常温の状態でも蒸発するため、匂いもあり人の健康にも害を及ぼします。

なので、高気密高断熱の住宅で基礎断熱として、床下空間を室内として取り扱う場合は、室内側へ薬剤が揮発している可能性があります。

これは注意しておきましょう。

 

ホウ酸

ホウ酸は自然鉱物からできている天然素材です。土壌、海、川から温泉まで自然界のどこでも存在しており、目薬としても利用されており健康を害することはありません。

数年で分解して安全性を保とうとする殺虫剤と違い、効果が減ることはありません。

ホウ酸は殺虫剤と違い常温状態で蒸発することがない為、床下空間と室内が繋がっていても何も問題はありません。

 

ホウ酸処理のメリット・デメリット

ホウ酸は、従来用いられてきた合成殺虫剤に比べて、人の健康に優しく、長時間効果を発揮し、地震の影響にも大きく繋がる木材の劣化対策が行えることはお分かりいただけたと思います。では実際にホウ酸処理を行う上での、メリットデメリットを見ていきましょう。

ホウ酸処理のメリット

・自然素材なので安心

・土台から屋根まで全構造材に可能

・健康を害さない

・半永久的に効果が持続

・再処理が不要で経済的

・高気密高断熱住宅に適している

・施工責任で15年保証

 

自然素材なのは冒頭でもお話しました。

土台から屋根まで全構造に可能とはどういうことでしょうか。

合成殺虫剤の施工できる箇所は地面から1m以下に対し、ホウ酸は土台から屋根まで全構造材にシロアリ対策が可能になります。

『シロアリ対策は地面だけでいいのでは?』

海外からの家具輸入により外来種であるアメリカカンザイシロアリが日本に生息するようになりました。

従来の日本のシロアリに対しアメリカカンザイシロアリは空中から侵入し屋根裏や家全体に巣をつくるのが特徴です。

対策として防蟻処理を行う際の施工として、建築基準法で新築木造住宅を建てる時は「地上から1m以内」構造耐力上主要な部分(柱・筋かい・土台等)に対して防蟻処理を行うことが義務付けられていますが、1m以内の処理では不十分ということです。

床下に入らずに直接外部の土台を食べながら壁中に入って来る場合は5年毎に処理をしてもなんの効果もないということです。

 

気になる方は、全構造材のホウ酸処理をオススメします。

 

ホウ酸処理のデメリット

・水に溶けやすい

・薬剤に比べイニシャルコストが高くなる

・シロアリ対策協会に認定薬剤ではない

 

ホウ酸は水溶性のため水に溶けやすい特徴があります。

工事中、ホウ酸を塗布したのであれば、雨に濡らすことはNGとなります。

しっかりと雨に濡らさないように養生をして工事を進める事が必須となります。

 

ホウ酸処理の歴史

ホウ素化合物の存在は数千年前に知られており、西チベットの砂漠から産出したホウ酸はサンスクリット語でチンカルと呼ばれていました。

西暦300年頃から中国ではすべに釉薬としてホウ砂が利用されていました。

ホウ素は、1808年にフランスの科学者であるゲイ=ルサックとテナール、またイギリスの発明家のデナールによってホウ砂から得られホウ酸から同時に単離されました。

ホウ素という名前はデービーによって、ホウ砂と炭素に性質が似ているということから名付けられました。

 

まとめ

日本のシロアリ対策はまだまだ問題が山積みです。シロアリによる腐食と劣化は耐震に大きな影響を及ぼします。

ホウ酸は、木材建築の構造材を長期間のシロアリや腐朽菌から守ることができる防腐防蟻剤です。自然素材で、揮発しないため物理的に人体への影響を及ぼすことはありません。

先進国ではホウ酸は常識となり主流です。

いっぽう日本のシロアリ対策は合成殺虫剤である薬剤を使用しているのが現状です。5年で効果が切れてしまうため、駆除業者は「5年間の定期検査」を促し、定期的にお金を払いシロアリの対策をし続けなければなりません。問題が山積みなのはここです。

揮発する薬剤は高気密高性能な住宅には不向きです。人体に影響を及ぼしたりランニングコストがかかる為なかなかオススメはできません。

安心安全は耐震構造だけではなく、シロアリ対策ひとつでも非常に重要だと言うことはお分かり頂けたと思います。

こどもやペットまたは将来の災害に備えることは耐震構造だけではなく、シロアリ駆除に対する見方も十分に検討することが大切です。

 

 

みなさんに役立つ情報が見られる

メールマガジンを配信しています。

家づくりのメールマガジンを配信しています!

 

↑↑↑こちらからメールアドレスのみの登録で、すぐ完了します。

登録お待ちしております♪

 

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です