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ウッドロングエコってなに?!

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こんにちは。アティックワークスの北川です。

住宅の外壁やウッドデッキ、木塀によく採用されているウッドロングエコという

木材防護保持剤についてまとめてみました。

 

ウッドロングエコとは?

有限会社小川耕太郎∞百合子社から販売されている。屋外用の木材防護保持剤です。

ウッドロングエコは、木材防腐材ではなく、表面処理用の水性保護塗料になります。

 

歴史は、北欧のきこり達が代々伝えてきた木材防護保持剤で、

後にカナダに移住した家族が事業化を決心し、現在に至っている。

 

実績は、カナダと北欧で30年。日本においては、約20年の実績があります。

日本においては学校や商業施設、住宅建築においてもたくさん採用されています。

 

ウッドロングエコは、木材の腐食の原因である腐朽菌の活着を抑え、

木材の表面を保護します。

 

また、似た商品のエコウッドトリートメントとは、全くの別物とのことです。

 

ウッドロングエコの原料は?

原料は鉱物、植物、酸化鉄、ハーブなので天然成分で細かい

原料については非公開になっています。

しかし、成分安全データーシートとノーウエスト研究所による

土壌汚染をしない証明書が購入時に添付されています。

 

 

ウッドロングエコの塗り方

ウッドロングエコは、購入した段階では緑色の粉末です。

この緑色の粉末を水に溶かし塗布していきます。

材料は弱酸性の為、水に溶かす容器は金属製を避ける必要があります。

 

水に溶かすと緑色の粉末は茶色い液体に変化します。

これを木材に刷毛で塗装していきます。塗装は2度塗りです。

 

節や染み込みにくい部分もさらに塗布します。

 

ウッドロングエコ3gで水0.5リットル。2度塗りで約2㎡

ウッドロングエコ20gで水3.8リットル。2度塗りで約14~18㎡

ウッドロングエコ100gで水19リットル。2度塗りで約70~90㎡

塗装することが出来ます。

 

 

材料が多い場合は、ドブ漬け(水槽やタンクなどにウッドロングエコを貯め、

材料を直接漬ける)する方法もあります。

 

塗装業者にお願いせずとも、素人、大人・子供でも簡単に塗装することが

出来る材料となっています。

なので、DIYにも最適だと考えられます。

 

ひび割れ部分や木口(木の繊維が通る向きに対し垂直な断面)もしっかり

塗装することが大切になります。

塗装が完了後は充分に乾燥させる必要があります。雨に濡れない場所で

数日保管するのが良いと思われます。

 

余った液体のウッドロングエコは、冷暗所に保管し半年以内であれば再度使用が可能です。

ペットボトルになど入れ保管するといいと思います。

粉末状態のウッドロングエコは、半永久的に保存できます。

 

ウッドロングエコの再塗装

ウッドロングエコを塗った材料に傷がつき、一部が剥げてしまった場合や塗布後の

ひび割れ部分、アルカリ成分が付着し、色が抜けた感じになってしまった場合などに

再塗装が必要になります。

 

基本的にウッドロングエコは再塗装が不要です。

 

 

ウッドロングエコの注意点

素人でも簡単に塗装するが出来ます。しかし、購入時に同封されている資料をしっかり

読んでいないと注意点に気付かず失敗する場合があるので、

しっかり資料は読んでおきましょう。

 

木材の塗装後、充分に乾燥する前に雨にかかってしまうと、ウッドロングエコの成分が

流れ出てしまい、コンクリートや漆喰、金属類にシミがつくことがあります。

 

シミは簡単には取れませんので注意しておきましょう。

 

再塗装の場合もお忘れなく。

 

完成した木材物に塗装する場合は、乾燥するまでしっかり覆っておく方が大切です。

 

また、塗装する前には周りにウッドロングエコが付着しないように注意する必要があります。

 

釘もステンレス製、またはメッキ処理されたものを使用する必要があります。

 

そして、木材であれば何でも塗装できるという訳ではありません。

木材でも人工乾燥材を使用する必要があります。

 

古材や施工後しばらく経過したものについてはも効果が期待できません。

 

木材の種類にも注意が必要で、第一に水に強い材料を選択する必要があります。

その例として、赤身を使う(丸太の芯に近い茶色い部分)、高樹齢の材料、

木目が詰まった木材、雨に強い地域で育った木材です。

 

上記のような木材が最適なのですが、すでに塗装されている材に

ついては塗装することは出来ません。

 

木材防護保持剤のウッドロングエコですが、塗布した材料が湿っけたままの状態が

続くと腐る可能性があります。風通しなどには注意しましょう。

 

 

ウッドロングエコの塗布後

ウッドロングエコを木材に塗装していくと、だんだんと緑がかったグレーっぽい色に

変色していきます。塗装剤ではありませんので、塗った瞬間に色が付くわけではありません。

 

刷毛で塗り進めていくと気づけば色がだんだん

変わってきているというような感じでしょうか。

 

塗った日と、一週間後でも色に違いが感じられます。

塗料でない為、どの木材に塗っても同じ色になるとは限りません。

【桧】

【杉】

(日の当たり方によって色の見え方は変わります。)

 

雨がかかる部分、日射がよく当たる部分など同じ材料によっても

経年変化での色の違いが出てきます。

 

よく見かける色はシルバーグレーですごくかっこいい印象です。

 

普通の塗料なら時が経つにつれ塗装が劣化し剥離してくることがありますが、

ウッドロングエコは経年変化を楽しめる材料だと思います。

 

 

ウッドロングエコの購入方法

ウッドロングエコはネットにて簡単に購入することが出来ます。

 

販売されているウッドロングエコは3g、20g、100gの3種類があります。

3gが780円(税抜き)

20gが4200円(税抜き)

100gが18200円(税抜き)

と価格も高くなく購入しやすいと思います。

 

 

まとめ

ウッドロングエコは、木材防腐材ではなく、表面処理用の水性保護塗料になります。

また、一般的な塗料とも違い、塗装していくとハッキリとした色がつく訳ではありません。

材料によって付く色も違ってきます。

 

塗装方法は簡単で、粉末を適切な水で薄め、気にせず刷毛で塗っていけます。

最低2度塗りをし、節や染み込みにくい場所、木口などはしっかり塗り込む必要があります。

 

塗装後はしっかり乾かす必要があり、雨にかかると成分が流れる可能性があるので注意が必要。

 

購入方法もネットで購入することが出来るのでお手軽に手に入ります。

 

基本的には再塗装不要で、経年変化を楽しめる材料だと思います。

 

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