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大阪で高気密高断熱を建てるには?!

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こんにちは。アティックワークスの北川です。

 

近年、やっと高気密高断熱の住宅が認知されるようになってきました。

どこの工務店にも「高気密高断熱」という言葉がホームページ上に記載があります。

しかし、高気密高断熱の明確な基準はありません。

では、大阪で高気密高断熱の住宅を建てる為には何を注意しなければいけないのかを

考えていきたいと思います。

そして、本当に大阪で高気密高断熱と言えるレベルはどこなのかを考えたいと思います。

 

 

高気密高断熱とは?

住宅を断熱材でしっかり包んで断熱性を高め、

無駄な隙間をふさいで気密性を上げた住宅です。

断熱性能と気密性能が高くなると窓前が寒く無くなったり、2階が暑く無くなったり、

足元が寒く無くなったり、とムラのない室温がつくれます。

また、高断熱化、高気密化することで冷暖房費が少なく済み、

光熱費(家計)も安くなる住宅になります。

 

 

高気密高断熱の基準とは?

日本では現在、高気密高断熱の基準としてUA値(ユーエー値)を用います。

UA値は、外皮平均熱貫流率という意味です。

単位はW/(㎡・K)です。

 

換気を含まない、外壁・床・天井・屋根・窓などの面を貫通して

逃げる熱を外皮面積で割ったものです。

 

詳しくは、こちらで↓

「住宅の断熱性能のUA値の基準とは一体なに?!」

 

H28年基準が断熱等性能等級4というもので、この等級の最高等級になります。

また、2020年にはこの基準を義務化予定でしたが、見送られています。

 

しかし、2021年2月に行われた「第5回 再生可能エネルギー等に関する規制等の

総点検タスクフォース」という会議の中で、当時の行政改革担当の河野太郎氏が

「省エネも徹底的にやらなければカーボンニュートラルは出来ない。

国交省に住宅政策任せて本当に大丈夫なにか?」という発言を受けて、

2025年度より省エネ基準に適合が義務付けられる方針になった。

 

高気密高断熱の住宅とともによく聞く

ZEH住宅(ネット・ゼロエネルギーハウス)は、

H28年の基準よりは少し厳しくなります。

 

その他に民間団体としてHEAT20というものがあり、

ここが打ち出している推奨水準がG1、G2、G3と3グレードあります。

 

ちなみにG3に行くにつれ厳しい基準になっていきます。

 

上記記載の通りH28年基準、ZEH基準、G1、G2、G3と

5つほどの基準が存在しています。

 

 

大阪の断熱基準は?

上記記載の通り5つの基準があります。

その基準は日本全国共通の基準ではありません。

 

地域によって定められているUA値の数値は違います。

 

「地域区分」と言いまして、全国を8区分に分けています。

1から寒い地域順に定められていて、8が沖縄を含む暑い地域です。

 

大阪は、1~8の内、5~7の地域が存在します。

 

5地域に豊能町、能勢町があります。

大阪でも少し寒いという位置づけということですね。

 

7地域には岬町があります。

こちらは、少し暖かいという位置づけですね。

 

この3つの町以外の大阪はすべて6地域に該当します。

 

なので、大阪のほとんどはこの6地域です。

 

気密の基準は?

気密に関しての基準は、定められておりません。

断熱に関しては、建築の申請時にチェックすることが出来ます。

しかし、気密性能に関しましては、現場で工事が進んでいった段階でないと

気密測定をすることが出来ないからです。

 

一般的には、高気密高断熱にする場合、気密性能C値は1.0cm2/㎡以下は

最低必要と考えられています。

 

しかし、出来ることなら0.5cm2/㎡を目指せればさらによいと考えます。

 

詳しくは、こちらで↓

「気密性能C値って何?!」

 

大阪で高気密高断熱と言うには?

大阪は5地域(豊能町、能勢町)、6地域、7地域(岬町)の3つの地域に分かれていますが、

H28年基準では0.87です。ZEH基準におきましては0.60とUA値の基準はどれも同じです。

 

HEAT20の水準から違いが出てきます。

 

5地域はつくばや仙台、新潟市、福井県勝山市などがあります。

雪が普通に積もるような地域が多く入っています。

 

6地域は大阪、東京23区、横浜、名古屋などがあります。

 

7地域は鹿児島や宮崎、高知、そして白浜などがあります。

こちらは、暖かいイメージがある地域ではないでしょうか?

 

国のH28年基準とZEH基準では、5~7地域のUA値基準は

同じだったということですが、どうでしょうか?

 

なにか違和感を感じませんか??

 

寒い地域と暖かい地域が同じ、、、

 

基準が足りていないか、ハイスペックな設定なのか

どちらかってことになりますよね。

 

では、どっちなのかといいますと、

基準が足りていないと考えて問題がないと思います。

 

なので、H28年基準やZEH基準をクリアしていても高気密高断熱には

程遠いものになるのではないかと考えられます。

 

それでは、H28年基準やZEH基準より厳しい基準ということになりますので、

HEAT20の水準をみていきたいと思います。

 

こちらはG1からG3と三種類あります。

G3は近年追加されたグレードになります。

 

G1は大阪で、冬期間の最低体感温度が概ね10℃を下回らない性能です。

G2は大阪で、冬期間の最低体感温度が概ね13℃を下回らない性能です。

G3は大阪で、冬期間の最低体感温度が概ね15℃を下回らない性能です。

 

HEAT20について、詳しくはこちら↓

「HEAT20とはどんな基準?!」

 

このような位置づけからみていくと高気密高断熱と言うには、

最低でもG1は必要ではないのでしょうか?

 

G1グレードでも少し足りないのかな?!という気はします。

 

また、G3グレードは基準をクリアするのはかなりのハイスペックなので、

実際少し厳しい気がします。

 

こんなことから、高気密高断熱と胸を張って言えるのはHEAT20の

G2グレードではないのかなと思います。

 

この先、日本のレベルが上がっていく事も考えるとG2を

高気密高断熱の標準レベルと考えていいと思います。

 

また、G2もUA値が0.46からG2になりますが、どうせやるなら

ギリギリではなく、少し余裕を持った数値まで

下げておく方がよいと思います。

 

今ここでは数値を基準としてお話をしています。

 

実際は、数値がすべてではありません。

日射の影響なども大きく関係しますので。

しかし、数値だけで話をするのならG2だと考えられます。

 

 

高気密高断熱ではあるが、、、

高気密高断熱の住宅を建てる皆様のほとんどは、高気密高断熱の住宅に

住んでいた訳ではないと思います。

 

なので、せっかく高気密高断熱の住宅を建てたとしても

住まい方で大きく損している場合があります。

 

住み方ってあるのか?っていう話ですが、最新のiPhoneを持っていても

使い方が分からず、電話でしか使わない場合、これは非常に勿体ないと思います。

 

こういう事が、せっかくの高気密高断熱の住宅でも起こっています。

 

その高気密高断熱住宅の特徴を建てた工務店さんや設計者さんに詳しく

聞いておいた方が良いと思います。

 

 

まとめ

どこからが「高気密高断熱」か、という基準はありません。

また、気密単体でみても明確な基準はありません。

 

現在、国が定めている断熱の基準は低すぎますので、

高気密高断熱と言うのは厳しいと思います。

 

見ていただいた通り、H28年基準やZEH基準は雪が積もるような

新潟から暖かそうな高知まで基準が同じです。

 

普通に考えるとおかしいですよね。

 

大阪で高気密高断熱と言うのならHEAT20のG2グレードは

あった方が良いと思います。

大阪でなくてもですが。

 

気密性能はもちろん気密測定を行い、

C値が1.0cm2/㎡以下は最低必要と思います。

 

高気密高断熱の住宅をお作りになるのなら、

これぐらいは目指して下さいね。

 

そして、最後にもう一度。

数値を基準にお話はしましたが、数値がすべてではありません。

数値が良いと絶対暖かく、涼しいという訳ではないのでご注意を。

パッシブデザインも大きく関わってきますからね。

 

 

さらに超高気密高断熱の「パッシブハウス」をお考えの方は、

大阪でパッシブハウスを考えてみるをご参考ください。

 

 

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