動脈硬化のお話!
先日、動脈硬化の専門家で山口県立大学理事長の江里先生のお話を聞く機会がありました。
住宅の事を医学側からの話として聞くのは初めてでした。
ガンは治る時代になってきたが、動脈硬化(高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中)は治る事はなく、現状維持する事しか出来ない。
一度厚みを増した血管は、薄くすることが出来ないということです。
そして、動脈硬化の始まりは40代頃から始まり、20~30年かけて徐々に進行していきます。
寒い暑いを繰り返すと血圧も高い、低いを繰り返し、それが動脈硬化の原因になります。
冬の住宅で暖かくした居室、寒いトイレ・浴室の行き来が動脈硬化の一因になっているのです。
これを無くさない限りは、ヒートショックを起こしやすい状態の住宅だと言うことになります。
よって、若い頃から暖かい住宅に住むべきなのです。
と、言うことでした。
現在の日本の住宅は、95%が無断熱です。ゆえに、住宅が凶器になっています。
新築では高断熱、高気密住宅を建てなければいけませんが、既存住宅も断熱改修する必要があることがわかります。
ヒートショックになり、重度の障害が残り命が助かる可能性もたくさんあります。そうなった場合、本人も相当つらい思いをします。
介護をする側も相当つらいと思います。そして、医療代や施設利用代などのお金もかかります。
出来るのであれば、断熱改修をおこない健康寿命を長くする事が一番だと思います。
そのお手伝いが出来るようにもっと勉強をしていきます!!