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ヒートショックになったらどうなる?!

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こんにちは。アティックワークスの北川です。

 

毎年、寒くなるとテレビなどでよく聞くようになるのがヒートショック。

お風呂やトイレで死亡してしまっているこのヒートショック、決して他人事ではありません。

このヒートショックになるとどうなるのかをまとめてみました。

少しでもの参考になればと思います。

 

ヒートショックとは?

ヒートショックとは、急激な温度の変化で身体がダメージをうけることです。

暖かい部屋から寒い浴室・便所へ移動すると、血管が縮み、血圧が上がります。

お湯に温もると血管が広がって急に血圧が下がります。

血圧の変動は、心臓に負担をかける為に心筋梗塞や脳卒中になる恐れがあります。

高齢者で高血圧や動脈硬化の傾向がある人ほど注意が必要になります。

 

 

ヒートショックでの年間の死亡者数

 

ヒートショックでどれくらいの人が年間亡くなっているのだろうか?

ヒートショックは死因ではありません。なので明確な数字があるわけではありません。

しかし、救急車が駆け付けた時点で亡くなっている人、病院へ搬送されてから亡くなってしまった

人などを足し合わせると1万7000人になると推定されています。

しかしこの数字も近年、1万9000人ほどに増えてきているとも言われています。

この1万9000人という数字は多いのか少ないのか?

少し比べてみたいと思います。

 

2019年に交通事故での死者数は、3215人。

 

3.11の東日本大震災での死者数と行方不明者数は、約1万8500人。

 

ヒートショック年間死者数は、約1万9000人。

 

比べてみるとどうでしょう?

いかに多いかがわかりますね。

 

車が人混みに突っ込む事件などよくニュースで見かけます。しかし、年間の死者数は約3200人。

交通事故死者数は年々減少しています。

 

そして、あの未曾有の大震災の死者数と行方不明者数を足し合わせた数字、約1万8500人が

年間のヒートショック死者数とだいたい同じになってきます。

 

人知れず、毎年3.11級の人がヒートショックにより命を落としています。

毎年超災害級ということです。

 

ヒートショックは寒くなった冬に多発します。

11月から3月に起こっていると想定しましょう。すると1日に約125もの人が命を落として

いる計算になります。

 

想像できないほどの数字ですね、、、

 

もはや、仕事に行く旦那に「いってらっしゃい。気をつけてね。」が逆転してしまっています。

外で交通事故にある確率よりはるかに温度差のある住宅にいる方が危険であるということ。

 

ヒートショックになった当事者と家族

 

私、北川の大事な祖父はヒートショックにより浴槽内で亡くなっています。

 

始めに説明した通り、寒い居間よりもっと寒い脱衣室(廊下)で服を脱ぎ、とんでもなく冷たい

タイルの浴室へ入り、熱い浴槽につかり命を落としてしまいました。

死因は「急性虚血性心疾患」となっています。

医者に確認したところ、苦しまず亡くなっているだろう。との事。

 

ヒートショックは急に起こり、亡くなってしまいます。

病気ではない為、元気だったとしても亡くなってしまいます。

先ほどまでは、元気に会話をしていたとしても。です。

では、残された家族はどうなるのか?

病気で亡くなる場合は、心の準備が出来ていたり、最後に会いに行くことも可能です。

しかし、病気で亡くなっていない為、心の準備は全く出来ていません。

突然の悲しみにあいます。そして、会いに行っておけばよかった。などの後悔もあります。

もし亡くならず、命を取り留めたら。高い確率で障害が残るそうです。

リハビリや介護など本人やその家族の生活は一変すると考えられます。

 

 

ヒートショックに予防するには?

 

ヒートショックの原因は「温度差」です。

出来る限る住宅内の温度差をなくすことが必要です。

 

新築住宅をお考えの場合は、住宅内で温度差がでないように高気密高断熱仕様に。

(国の基準より遥か上をお勧めします。)

 

既存住宅の場合で、とても余裕のある方は断熱リフォームをお勧めします。

全面リフォームをおこなう時以外は大きな断熱リフォームは出来ないからです。

全面でない場合も部分的に、ゾーン的にということで部屋単位のゾーン断熱リフォームというものも

おこなうことが出来ます。

その他は、昔ながらのタイルでできたお風呂の場合は、ユニットバスにやり替えるとともに

洗面脱衣室の断熱リフォームが一番の得策です。

そこまで、費用がない場合は、浴室・洗面脱衣室・トイレなどの窓に「内窓(二重窓)」を取り付ける。

この内窓(二重窓)は、費用対効果がとても良いです。

私北川は、賃貸マンションにも関わらず、許可をもらいリビングと寝室に設置しております。

どうしようもない場合は、脱衣室に簡易暖房を設置し、室温を上げる。

トイレの場合は、トイレを使う時に暖房をオンでは意味がないので1日中つける。

 

ちなみに私は、脱衣室に簡易暖房を設置しております。安価ですがかなり温まります。

でも光熱費がかかる。と思いましたか?

ヒートショックになって命を取り留めたとしても手術代やそのあとの医療費などがとてもかかると

考えられます。

これにかかるお金のことを考えると光熱費なんて安いもの。になると思います。

 

ヒートショックになる原因のひとつである動脈硬化は、40代くらいから始まっていきます。

動脈硬化で血管が厚みを持ってしまう(詰まりはじめていくと)ともう薄くすることは出来ないそうです。

高齢者になったから気を付けようでは遅いということです。

若いうちから、温度差のない生活をすることもとても大切です。

 

まとめ

ヒートショックでは年間、1万9000人程のとんでもない人数の人が命を落としている。

新築住宅を検討している場合は、高気密高断熱住宅(高性能住宅)を建てること。

寒い住宅を建ててしまうと将来、自分で建てたお家に命を奪われる可能性があるということ。

既存住宅、今既に住んでしまっている場合は、出来る限り温度差を作らないように

お家をリフォームする。

全面、部分、風呂、窓などと断熱リフォームすることが出来ます。

どちらも出来ない場合は、暖房をしっかりする。

これすら出来ないなら、冬はお風呂に入らない。

お家に命を奪われる。そんなの嫌ですよね、、、

出来ることからやっていきましょう。

 

寒い日は特にお気をつけくださいねー!!

 

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