ミーレ(Miele)の食洗機についてまとめてみた
こんにちは。アティックワークスの北川です。
ドイツの老舗メーカーのミーレ(Miele)の食洗機は日本のキッチンでも多く採用されています。
そんなミーレ(Miele)の食洗機の魅力や洗剤についてやメリット、デメリットについて迫っていきたいと思います。
この記事の目次
ミーレ(Miele)とは?
ミーレ(Miele)は1899年に、ドイツでカール・ミーレとラインハルト・ツィンカンが「Immer besser(常により良いものを)」の理念をもって創業致しました。
ミーレ(Miele)の基礎となる最高品質へのこだわりと追及は画期的な技術を生み出し、プレミアムな製品を次々とヒットしていきます。
内製化率が非常に高いことが特徴で、自社製品を外国の工場で委託することなく自国で製造しています。
「常により良いものを」は120年たった今も、企業理念として守り継がれ、最高のクオリティを世界中のお客様にお届けしています。
日本ではミーレ・ジャパン株式会社が1992年9月、100%出資の現地法人として設立されました。
ミーレ(Miele)食洗機の特徴
ミーレ(Miele)の食洗機は自動プログラムにより、シンクの容量よりもずっと少ないわずか6リットルの水で食器を洗浄できます。
ミーレのモバイルアプリの使用により、スマホやタブレットから機器の操作が可能です。
AutoStart機能で週間プランを作成すれば、毎回設定しなくても自動でプログラムが開始。
洗剤自動投入機能
Auto Dos(オートドス)は洗剤の自動投入プログラムです。
PowerDiskというミーレ専用の洗剤があります。
世界初の革新的な内蔵式PowerDiskは洗剤を自動投入します。
選択されたプログラムに従い、適切な時間に正確な量が投入されます。一度プログラムすると、世界初の自律式食器洗い機が、AutoStartで機器を自動的に起動します。
洗剤を入れる手間もかからず、洗剤を使い過ぎるという事もないという事ですね。
ひとつのPowerDisk(洗剤)で約20回分の洗浄に対応しています。
ただし、45cmシリーズには搭載されていないので、注意が必要です。
3本のスプレーアーム
予洗い機能が搭載されており、汚れがべったりついた食器でもセットできます。
日本特有のどんぶり鉢の汚れにも対応しています。
なぜならば、3本のスプレーアームが理由です。
天井に1本、上段バスケットに上下噴射するアームが1本、そして底部に1本で3段4方向の庫内を隅々まで洗浄してくれる仕掛けだからです。
海外製品ならではの大容量
国内製の一般的な食器洗い機の1.8倍~2.5倍あります。
なので、1日分の食器が丸ごと入るので、運転は1日1回で済みます。
大皿はもちろん、鍋やフライパン、魚用グリルも洗うことができます。
バケットは様々な形・大きさの食器や橋の収納に配慮したデザインとなっている。
箸ホルダーを備え、上段バケットには大きな茶碗を安定して置けるボウルラック、下段バケットには角度や間隔を変えたピン配置で深さ・大きさの違う食器をストレスなくセット可能。幅広ハンドルでどんな角度からも出し入れ自在です。
余熱乾燥方式で省エネ
余熱乾燥方式はヨーロッパで最も一般的な乾燥方式です。
少量の水滴が食器のくぼみなどに残ることがありますが、食器にダメージが少なく省エネです。
余熱乾燥方式とは、余熱を効果的に利用した乾燥方式。
最終すすぎの熱が食器に蓄熱され、その熱の放熱時に乾燥します。
ミーレの食器洗い機は、乾燥工程中にファンで風を送ることで庫内壁を強制的に冷却し、冷えた庫内壁より温かい湿気を結露させることで食器の乾燥を促進する「ターボサーミック乾燥」で、より効率的に食器を乾燥します。
Auto Open乾燥
「余熱乾燥方式」を進化させたAutoOpen乾燥を採用。
洗浄終了後、食器淡い機のドアが自動的に開く機能で特許を取得している。
洗浄終了後、自動的にドアが少し開き、気化熱で素早く食器を乾燥させます。
2段階目の乾燥工程であり、余熱乾燥の仕上がりがさらに良いものに促進します。
効率よく外気を取り込むことで水滴残りもなく、水垢や汚れが発生せず常に清潔な状態を保てることがポイントです。
ミーレ(Miele)食洗機の製品について
ミーレ(Miele)のビルトインタイプ食洗機の種類はシンプル。
大きくわけて[60cm幅タイプ]と[45cm幅タイプ]。
その中に「G7000」シリーズと「G5000」シリーズ。
幅45cm 高さ81cm
幅60cm 高さ81cm
ドア面材・機能・サイズ(60cm/45cm)が異なるタイプございます。
規格サイズについて
45cmタイプ
外形寸法(mm) W448×D570×H805~870
開口寸法(mm) W450×D570×H810~875
バスケット3段
洗浄容量 7人分 51点
総重量 約55㎏
60cmタイプ
外形寸法(mm) W598×D570×H805~870
開口寸法(mm) W600×D580×810~875
バスケット3段
洗浄容量 16人分 72点
総重量 66㎏
洗浄プログラムと時間は?
自動、エコ、インテンシブ75℃、クイックパワーウォッシュ65℃、パワーウォッシュ60℃、ジェントル45℃、高温洗浄・すすぎ70℃、エクストラクワイエット55℃等の洗浄プログラムがある。機器によってプログラムの違いがある。
自動(センサーウォッシュ)は、毎日の雑多な食器に付託した汚れの洗浄に使用します。
エコは、消費水量と消費電力を節約できるので、さまざまな食器が混在している場合に最適です。
インテンシブ75℃は、深鍋、平鍋、盛り皿などの乾いてこびりついた汚れを除去します。
クイックパワーウォッシュは、短時間のプログラムで通常の汚れの食器を申し分なく洗浄します。
パワーウォッシュ60℃は、日常使用に適したこのプログラムは、通常の食器汚れを徹底的に洗浄します。
ジェントルは、熱に弱い食器やガラスの軽い汚れに適したプログラムです。
エクストラクワイエットは運転音がわずか38dB(A)でほとんど気づかないほど静かです。
自動(センサーウォッシュ):約2時間~2時間40分
エコ:約3時間40分
インテンシブ75℃:約2時間40分
クイックパワーウォッシュ:約1時間
パワーウォッシュ60℃:約2時間15分
ジェントル45℃:約2時間20分
高温洗浄・すすぎ:約2時間10分
エクストラクワイエット55℃:約3時間45分
製品の高さ
機種の高さは805mmからとなっています。日本製キッチンの標準的な高さは850mmに合うように設計されています。
キッチンの天板(カウンター)の厚みがあるので850mmでは厳しい可能性があるので注意する必要があります。
日本製食洗機との違い
日本製の食洗機は予洗いが想定されているため、事前に予洗いが必要です。
ミーレ(Miele)の食洗機は予洗いが不要で余熱乾燥式で洗浄水量は約6ℓと環境にも配慮されています。
また、大容量のため1日分をまとめて洗うことができます。
朝・昼に使った汚れた食器でも高い洗浄力できれいな仕上がりです。
日本製の庫内は樹脂製になりますが、ミーレ(Miele)はステンレスで出来ていてドアも厚みがあります。遮音性能が高くヌメリがつきにくく、樹脂製皿ではの経年劣化の心配がなく耐久性のメリットがあります。
ミーレ(Miele)食洗機のメリット
・国産にはない大容量
・耐久性が高い
・静音生が抜群
1日に1回で済むため家事の時間短縮が図れ、毎食食洗機を回した場合に比べると電気代と水道代は1/3で済みます。ドイツ製の食洗機は日本製に比べると運転時間が長いです。
海外では1日の最後にその日の食器をまとめて洗うというスタイルの違いがあります。
だからこそ、静音性はとても高く、食洗音は40dBと図書館の音の大きさです。
ミーレは故障が少ないことも人気の一つです。15年~20年は部品供給があるので、修理対応が可能な為、長く安心して使えることもメリットです。
ミーレ(Miele)食洗機のデメリット
・価格が高い
・純正洗剤が必要
・修理の時間・費用がかかる
・かがまなければならないフロントオープン仕様
他社メーカーとの違いでもある洗浄力の為にメーカー純正の洗剤を使う必要があります。
ミーレは20年使えるよう設計されていますが、電気製品なので故障はあります。
故障した場合は町の水道屋さんで修理できません。部品交換の場合、国内に在庫があればいいのですが、ドイツから取り寄せになりますと納期が1カ月程と輸送量がかかるため修理費は5~10万円かかる場合があります。
フロントオープン式は使いやすく便利な反面、60代以上の方にはおすすめできません。
なぜなら、膝を曲げての動作が基本となり、腰をかがめたり、膝を曲げての動作が必要となってくるため負担がかかってしまいます。また、洗いもの量も少ないためそもそもそんなに大容量を必要としない為、結果として小型食洗機に比べると電気代・水道代が高くついてしまう可能性があります。
まとめ
今回はドイツのビルトインタイプのミーレ(Miele)食洗機をご紹介いたしました。
大容量で一度に大量の食器が洗えるミーレはイニシャルコストはかかりますが、忙しい共働き世帯にはぴったりの食洗機ではないでしょうか。
子育てや仕事をしたりと1日を忙しく過ごされている方にはこういった食洗機を使い大切な家族の時間や自分の趣味のお時間やゆっくりと過ごす時間をお過ごしいただければと思います。耐久性にも自信をもって推進されています。メンテナンス費用を抑えるという面でも子育て世帯への採用をお勧めいたします。
みなさんのライフスタイルに合った豊かなくらしへの手段としてお考えいただければと思います。
ボッシュ(Bosch)の食洗機について、詳しくは
「ボッシュの食洗機についてまとめてみた」の記事もご参考になればと思います。