構造・耐震等級3
先日、北海道胆振東部地震がありましたね。
台風21号で大阪はえらいこっちゃ~状態でしたが、、、
今日は、構造の事を考えて見たいと思います。
構造とは、建物の骨組みの部分の事をいいます。
この「骨組み」の周りに外壁、内壁、床、天井、屋根などが取り付けられて住宅に
なっていきます。
日本は地震大国です。
毎年どこかで中規模の地震が起き、数年に一度は大規模の地震が起きています。
大きい地震がある度に建築基準法が改正され強化されてきました。
阪神淡路大震災では、たくさんの木造住宅が倒壊しました。しかし、
21年経った熊本地震でもたくさんの木造住宅が倒壊してしまいました。
建築基準法を守って建てれば「耐震等級1」です。
この法律を守って木造住宅を建てれば安心なのか?
熊本地震では、築年数の浅い「耐震等級1」の住宅にもたくさんの被害が出ました。
出典:㈱M’s構造設計
では、「耐震等級1」の定める強度とは?
数百年に一度発生する地震(およそ震度6から7)に対して損壊・倒壊しない。
数十年に一度発生する地震(およそ震度5程度)に対して損傷しない。です。
これから見ると震度6・7では損傷する可能性があるという事になります。
法律を守って建てると命は守ってくれるが財産は守ってくれない。もう住めなくなります。
もう住めないということは、避難所暮らし?住宅ローンは?など深刻な問題に直面します。
この「耐震等級」は1から3まであります。3は1の1.5倍の強さがあり、警察署などがこの強さで建てられています。
熊本地震の際、「耐震等級3」で建てた住宅は熊本の益城町に16棟ありました。
無被害が14棟。一部の損傷が2棟で地震後も住み続ける事が出来ました。
出典:一般社団法人くまもと型住宅生産者連合会
「耐震等級3」は、命も財産も守り、住み続ける事が出来るんです。
この結果から考えて、これからお家を建てるとなると「耐震等級3」以外は
ありえないと思います。
南海地震が30年以内に来る可能性は70〜80%です。
必ず来ます。その時に命も財産も守り、住み続ける事ができる住宅が絶対に必要と思います。
アティックワークスは「耐震等級3」以外では設計施工をおこないません。
未来に繋がらない、安全と言えない住宅は建てれないからです。
住宅を建てる時は、許容応力度計算という構造計算をして「耐震等級3」で住宅を建てましょう!
東大阪で省エネで高性能住宅を設計施工するアティックワークス。
「未来に繋がる住まい」を提案しています。