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ボッシュの食洗機についてまとめてみた

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こんにちは。アティックワークスの北川です。

 

最近では海外製の食洗機が日本のキッチンに採用されているケースが増えてきていますね。

そんな中でも特に注目されているドイツの総合家電メーカーBOSCH社が開発したビルトイン食器洗い機をご存知でしょうか。

5年連続・販売台数世界No1の機能性とデザイン性を兼ね備えた製品です。

海外で絶大に支持されているボッシュですが日本の食洗機との違いや日本の食卓に合うのかなども踏まえてみていきましょう。

 

 

BOSCHとは?

ボッシュは、ドイツのシュトゥットガルト近郊ゲルリンゲンに本社を置く多国籍エンジニアリング・テクノロジー企業です。グローバルに展開する企業だけあり多国籍チームで結成されているのですね。

1886年にロバート・ボッシュがシュトゥットガルトで操業した世界最大級の規模を誇っています。

実はシュトゥットガルトは日本にも馴染み深く、日本企業が優に50社を超え日本人約2000人程度在住しています。

1893年に設立された名門サッカークラブにも過去に多くの日本人選手が在籍していました。

 

ボッシュは世界最大の自動車部品サプライヤーであり、製造業の企業としても世界最大級の規模を誇っています。

事業領域はモビリティ、消費財(家電製品等)、インダストリアルテクノロジー、エネルギー、建築テクノロジーの4つの事業分野にまたがっています。

 

日本でも工具などでボッシュは有名ですよね。

 

ロバート・ボッシュはボッシュグループの創業者であり、ドイツの実業家です。

彼は1861年に生まれ、自動車部品や工業製品を製造する企業を設立しました、それがボッシュです。世界中で自動車技術や産業技術など幅広い分野で高い評価を受けています。

 

 

BOSCH食洗機の特徴

BOSCH食洗機は5年連続・販売台数が世界NO1で、高い機能性とデザイン性を兼ね備えた食洗機です。

特徴について

余熱乾燥方式とは

日本製の食洗機は、電力でヒーターを暖めて温風を作り出し乾燥させる方法が多く採用されています。

しかし、海外製は余熱乾燥方式を採用されている食洗機が主流となっております。

 

では余熱乾燥方式がどういうものか1~5まで順に追っていきましょう。

①すすぎ時にお湯を使い食器を暖める

最終すすぎでは食器を高温のお湯55度~70度ですすぎ、乾燥しやすく乾燥仕上げ材が投入されます。

②庫内の食器が高温になる

すすぎ工程が終わると、すすぎに使ったお湯は排水される。

③食器から水分が蒸発していく

温まった食器からは、水分が蒸発していく。

いくら高温になってもそれ以上食器は乾燥しないので次の工程です。

④蒸発した水分を結露させる

食器洗い機の庫内壁は、他の場所より先に冷める様にできている。

庫内壁で冷やされて結露し水に戻る。

冷やされて水に戻った分だけ、庫内は乾燥する。

その分だけ食器からさらに水分が蒸発できるわけです。

食器と庫内壁の温度差を作り出す事で、食器が乾燥する。

これが「余熱乾燥方式」です。

 

ゼオライトとは

天然鉱物のゼオライトとはアルカリまたはアルカリ土類金属を含む含水アルミノケイ酸塩です。

ゼオライトは骨格構造に由来する細孔による分子ふるい効果に加え、イオン交換能や触媒能、吸着能などの特性をもっています。

そのため、脱臭、水質に改善、土壌の改質、家畜の整腸作用があります。

発ガン性もなく、農業や園芸用途にも安全に用いられています。

 

湿気を吸着するとを発生する特性を持ちます。

 

 

BOSCH食洗機の製品について

ボッシュのビルトイン食洗機の種類はシンプル

大きく分けて【60cm幅タイプ】と【45cm幅タイプ】があります。

 

【60cm幅タイプ】84点 4人家族 約3食分 ゼオライトシリーズで2種類。

【45cm幅タイプ】62点 4人家族 約2食分 ゼオライトと余熱乾燥方式が各1種類づつ。

合計4種類から製品を選ぶことが出来ます。

 

ボッシュと他社の大きな違いは余熱乾燥方式にゼオライトという鉱物を採用していることです。

ゼオライトはボッシュが特許を取得しており、独自の技術で乾燥を促進する役目を果たしています。

あくまで促進するもので機能ではありません。

 

また、上記によりゼオライトを使う食洗器はボッシュのみになります。

 

しかし、ガゲナウにはゼオライトシリーズが存在します。それはガゲナウとボッシュは同じ会社だからです。

 

ゼオライトシリーズ

ゼオライトシリーズは余熱乾燥方式+ゼオライトを使った乾燥促進方式で、1.1~1.2kg程度食洗機の中に設置されている。

60cm幅モデルは2種類あり、コントロールパネルが正面にあるタイプとコントロールパネルがドアを開けたところにあるタイプに分かれます。

コントロールパネルがドアを開けたところにあるフルドアタイプは正面からみると面材しか見えないのでスタイリッシュですね。

その他はほぼ一緒です。

コントロールパネルが正面にあるタイプ

 

コントロールパネルがドアを開けたところにあるタイプ

 

ゼオライトシリーズは45cm幅モデルもあり、こちらはコントロールパネルが正面にあるタイプです。

 

ゼオライトは洗浄時、庫内温度を高め、乾燥時は食器や庫内から放出される湿気を吸収して食器を素早く乾かします。

ゼオライトシリーズは洗浄が終わっても自動でドアは開かず、開けた場合もほぼ湯気がでません。

(洗浄コースよって湯気が出る場合もあり。)

 

ゼオライトは交換と補充する必要がないのでメンテナンスの心配もありません。

 

余熱乾燥方式

余熱乾燥方式はスタンダードシリーズと言い、45cm幅モデルのみあります。

こちらは、ゼオライトシリーズの45cm幅モデルの機能は同じでゼオライトを使うか使わないかの違いとなっています。

 

規格サイズについて

45cmタイプ

外形寸法(mm) W448 D573 H813

開口寸法(mm) W450 D573 H815-875

バスケット3段

洗浄容量 8人分

総重量 41㎏

 

60cmタイプ

外形寸法(mm) W598 D573 H813

開口寸法(mm) W600 D573 H815-875

バスケット3段

洗浄容量 約12人

総重量 49㎏

 

洗浄時間は?

1回にかかる洗浄時間は洗浄コースにより異なり

エココース

オートコース

パワフルコース

上記3種類の洗浄コースで約2.5~4時間前後ですが汚れ具合により前後します。

1日分の食器を寝る前に洗浄をスタートし、朝起きた時には洗い終わっている。そんな使い方が多いようです。

 

洗浄時の運転音?

寝ている時に洗浄をするとなると、運転音がどれくらいか気になります。

60cmモデル 42dB

45cmモデル 44dB

これは図書館の静けさとほぼ同じです。寝ている時に洗浄をしていても何も問題にならないということですね。

 

洗剤等について

洗剤はヨーロッパではタブレット型が主流となっていて、そちらを使うか、国産の粉のタイプでも問題はありません。

しかし、液体洗剤はNGとなっていますのでご注意ください。

また、乾燥機能がない海外製の食器洗い機なので、乾燥仕上げ剤としてリンス剤が使われます。

国産メーカーにはないものですが、グラスに水滴が付かないように撥水してくれて、乾燥の仕上りが全然違うので使用することをオススメします。

 

製品の高さ

ボッシュの食洗機の高さが81.3cmとなっています。

日本のキッチンは天板を合わせて85cmが多い仕様となっています。

ボッシュの食洗機を採用する場合は開口高さは81.5cm以上が最低ラインとなってきます。

キッチンの天板(カウンター)の厚みがあるので85cmでは厳しい可能性が高いので注意する必要があります。

 

 

日本製食洗機との違い

前述でもご説明しましたが日本と海外では乾燥方法が異なります。

日本製の食洗機は、洗浄後にヒーターで温風をつくり庫内に行き渡らせることで食器を乾燥させる仕組みです。

日本製の食洗機は予洗いが想定されているため、事前に予洗いが必要です。

海外製は予洗いが不要です。

海外の食卓では1日分をまとめて洗うので、朝や昼に使った食器でも高い洗浄力できれいに洗いあがります。

海外製は余熱乾燥方式を採用しているので、湯気が少ないことが特徴です。

 

 

ボッシュ食洗機のメリット

①節水・節電効果で環境に優しい

②高いデザイン性

③予洗い不要

④静かな動作音

⑤高い洗浄性能

⑥ゼオライト機能つき

⑦大容量・多機能

 

水道代や電気代を年間で35%節約できる効果的な設計が特徴です。

予洗いが不要なため、ひと手間省かれます。

また、節水・節電効果に加え、環境に優しい素材や技術が採用されています。

やはり一番の特徴は音です。ドイツ製ということだけあり、動作音は日本製に比べてもかなり静かです。

 

 

ボッシュ食洗機のデメリット

①金額がそれなりに高い

②キッチンメーカーが限られる

③高さが決まっている

④お皿によって乾燥が不十分

 

また海外では器の浅いお皿が主流です。ですが日本の食卓では欠かせないどんぶり鉢用には製造されていない為、底に水が溜まるのでどこに置くか工夫を凝らす必要があります。

食器の置き方を変える事で、きれいに洗え、乾燥も問題も行えます。

 

高さが81.3cmと決まっているためキッチン高さが85cm以上のものしか合わないこともデメリットの一つではないでしょうか。

ここは間違わないようにしなければならないところです。

 

 

まとめ

今回は世界で5年連続販売台数NO1の海外製ボッシュの食洗機について見ていきました。

ゼオライトという天然鉱物を使用し独自の技術を駆使して環境にも家庭にも優しいエコな食洗機です。

まだまだ日本では海外と比べ食洗機の普及率は少ないですが、生活様式がどんどん変化しています。

それぞれの家族にあったものを選んでいただくことが一番ですね。

国内製品や別の海外製品とも比較しながらライフスタイルにあったものを選んでほしいです。

家事が楽になることは時間のゆとりに直結しますからね。

 

 

ミーレ(Miele)の食洗機について、詳しくは

ミーレの食洗機についてまとめてみた」の記事もご参考になればと思います。

 

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