パッシブハウス・オープンデー2018
先週金曜日に倉敷まで、住宅の見学へ行きました。
11月9~11日は「パッシブハウス・オープンデー」といい。
世界中のパッシブハウスレベルの建物が、一同に見学会を行う国際イベントです。
で、「パッシブハウス」って何だ?ですが、
地球のために、住む人のために、持続可能な家のことで、世界基準の認定をうけた家です。
倉敷には、倉敷木材㈱さんが建てた倉敷パッシブハウスがあり、それを見学させてもらいに行きました。
現在は、暖房も冷房もいらない季節なので少しわかりにくいのですが、
パッシブハウスレベルになってくると玄関を開けた瞬間の空気感が
違います。これは、皆さんにも体感してもらいたい感覚なんですが
「え?!暖かい(涼しい)」っていうよう感覚があります。
それがとても心地よいのです。
そんな空気感を作り出すには、緻密な設計計画と確かな施工技術が
必要になってきます。
これが倉敷PHの壁(屋根・基礎も)の断面模型です。
もう少し詳しく見ると
こんな感じに壁断熱、天井断熱、基礎断熱に別れます。
とんでもない断熱量です。
しかし、世界基準の認定を受けるとなるとこのレベルになってきます。
この断熱材の厚みは、断熱材の熱伝導率によって小さくはなります。
それでも、大阪で一般的に使用されているものより遥かに多い厚みが必要です。
ちなみに、大阪の建売でよく採用されている壁の断熱材をこの断面で
表すと青い分の量にしかなりません。
全くもって少なすぎますよね、、、
ここまでは流石に断熱材を入れることは出来ないかもしれませんが、
この世界基準の「パッシブハウス」どれだけ近づけるかが良い家に
なるかどうか。かと思います。
お家づくりで大事なのは、目に見えないところです。
アティックワークスはまだまだ、倉敷PHにおよびませんが、
健康で快適な住まいのづくりを目指してやっていきたいと思います。
東大阪で省エネで高性能住宅を設計施工するアティックワークス。
「未来に繋がる住まい」を提案しています。