BELS申請をおこなったI邸
この間、BELSの標識が届きました。
BELSって何なのか?
今日、家電を買いに行くとその家電に対して省エネ性能はどれくらいか?というのが星マークの数で示してあります。
車を購入する際にも低排出ガス車や燃費基準達成車の表示があります。
しかし、住宅においてはそういう省エネ性能の表示というものがありませんでした。
今年の4月1日より住宅の省エネ性能を示めすものが出来ました。それがBELSといいます。
「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」の略称で、「ベルス」と読みます。
BELSでは同じ計算法に則って一次エネルギー消費量を算定する。消費者にとって、省エネ性能というモノサシで建物の「燃費」を横並びに比較できるメリットがある。
BELSは、国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン(建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針)」に基づく第三者認証制度の一つ。
新築と既存建物の双方を対象に、一次エネルギー消費量をもとにBELS実施機関が省エネルギー性能を客観的に評価し、5段階の星マークで表示する。
という内容(ちょっとややこしいかもしれませんが、、、)になり、星の数が多いほど建物の省エネ性能が高いということになります。
そして今回のI邸の結果は、星の数が最大の5つでした。
最大の5つにするには、建物の断熱性能であったり、太陽光の設置、冷暖房、換気、照明、給湯設備などのエネルギー消費量などを細かく検討していきます。
そして、「省エネによって消費するエネルギー量を減らすこと」、「消費したエネルギーと同等のエネルギーを作り出すこと」でエネルギーを0にする「ゼロエネルギー住宅」というものにした結果、最大の5つになりました。
この省エネ性能が高い住宅のメリットとしては、光熱費がかからない。夏涼しくて、冬はとても暖かい住宅になります。そして、健康に関しても色々な効果があるデータが出ていて、暖かい住宅になると気管支喘息、のどの痛み、せき、手足の冷え、アトピー性皮膚炎などが一般的な住宅に比べて改善された結果があります。他にも住宅内の温度差によっておこるヒートショックもなくなります。
現在は建築中ですが、完成が非常に楽しみです。