「内窓」をつけよう!!
さぁ、少しづつ寒くなってきました。
外壁の塗装の塗り替え工事をさせていただいたお客様のお家にも
塗装工事と一緒に「内窓」というものを施工させていただきました。
CMでピエール瀧が「まずマドだ!」と言うとおり
窓はお家にとってとても重要です。
実は、その窓からお家の熱がどんどん逃げていきます。
窓は住宅の弱点になる部分なのです。
そこで、寒くなってきた今日このごろ。
弱点強化の「内窓」というものを紹介したいと思います。
内窓は、窓の内側にもう一つ窓をつける窓のことです。
簡単にイメージすると和室の窓にある障子みたいな感じでしょうか?
この「内窓」をつけることでお家から出ていく熱の量を減らす事ができます。
そうする事で結露を低減させることや、暖房の効きを良くすること、
窓前のひんやり感を減らすことができます。
あと、防音効果もありますね。
冬の窓のガラスが冷たい。アルミのフレームなんて、冷蔵庫のビールかな?
っていうぐらい冷たいですよね。
では、内窓をつけるとどれくらい変わるか考えてみたいと思います。
大阪の過去30年のデータから外気温を2.8℃
室内想定温度を22℃
と考えて、どれくらい変わるか計算してみます。
昔ながらのアルミのフレームとガラス1枚の場合
窓の表面温度は約6.3℃ほど
上記窓に内窓を取り付けた場合
窓の表面温度は約17.1℃ほど
その差は10.8℃
これくらい温度が変わってきます。
これが去年取り付けた内窓のサーモ写真ですが、
左の青い部分は取り付けていない窓。
右の黄緑の部分は内窓をつけた窓。
しっかりサーモ画像でも差がでますね。
これを家中の全ての窓に取り付けるとすると
家中の逃げる熱がガクンと減り、家の中の温度が上がりやすくなります。
温度が上がると「ヒートショック」のリスクも下がってきます。
熱が逃げにくくなるということは、温める量も減るので光熱費も安くなると
いうことになってきます。
たとえ家中の窓全部じゃなくてもリビングだけ。寝室だけ。脱衣室だけ。
というのも可能で、効果もあります。
私は去年寝室だけ内窓を取り付けました。
家の中を温める「断熱改修」では、窓の強化が一番費用対効果が良ので
この冬、やってみてはどうでしょうか?
東大阪で省エネで高性能住宅を設計施工するアティックワークス。
「未来に繋がる住まい」を提案しています。