高気密高断熱!
現在、建築しているI邸は省エネ住宅です。
省エネ住宅を建てる上で重要な事は、断熱性能と気密性能だと思います。
それは、いくら高性能な断熱材を厚く入れても隙間だらけの住宅では断熱材を入れた意味がなく、
高気密であっても断熱材が入っていなければ空調をいくら回してもいっこうに効かない状態になるからです。
なので、しっかり断熱材を入れ、隙間風「漏気」がないようにする事が大切になります。
今回、断熱性能はしっかり断熱する為、充填断熱と外断熱の両方を採用しました。
両方おこなうことで、十分な断熱を計画しました。
充填断熱にアイシネン(吹付け硬質ウレタンフォームA種3)。
↑モコモコでパンパンです。でも柔軟性もあります。
外断熱にネオマフォーム(A種フェノールフォーム保温板1種2号)という仕様です。
↑ネオマフォーム これで家を覆います
両方の使用で熱貫流率をかなり下げることが出来ました。
Ua値(熱貫流率)0.40です。北海道でもへっちゃらです!笑
気密性能は、気密試験で測定をおこなって確認します。
気密に関しては、施工をどのようにおこなうかによって数値がかなり変わってくるかと思います。
土台や柱・梁などの接合部などありとあらゆる「そんな所から空気入るの?」というような所の気密処理をおこない、更には充填断熱使用する吹付け断熱のアイシネンで徹底的に気密処理をおこなった後に気密試験をしました。
気密試験はC値(相当隙間面積)という数値によって出されます。
家全体の空気が全く漏れない状態で数値が0になります。
C値は、床面積1㎡あたりに隙間が何c㎡あるかを示します。
現在は普通の家でC値2.0くらいには、したい所というようなレベルで、北海道でC値1.0以下を確保するべきとされているようです。
そして、今回I邸の測定結果はC値0.4でした。
↑測定結果
すごくいい数値が出たのでホッとすることが出来ました。
これで、断熱性能・気密測定共に確保することが出来ました。
寒くなってきた今日このごろですが、建物内にいると寒くなかったです。
完成した後の真冬の2月頃、I家族がどのような暮らしが出来ているか楽しみです。